「都心から西へ、車で約1時間」
秋川渓谷は東京から埼玉、山梨に広がる秩父多摩甲斐国立公園の入口にあたり、かつて江戸へ運ぶ木材の集散地として栄えました。
”東京最後の清流”ともいわれる秋川の流域に、今も広がる豊かな森。そこにたたずむ1日1組限定の一棟貸しヴィラが「紡舎」です。
「小さな森の古民家を再生」
森の中を縫うようにくねくねと続く細い道。秋川の支流・深沢川の流れに沿って、静かな森に小さな山村集落があります。紡舎はかつて養蚕に使われていた農家の建物を再生して誕生しました。
宿主自身の生家もかつて同様に養蚕を営み、幼い頃、糸を紡ぐ音を聞いて育ちました。人の縁を紡ぎ、土地の古き良きを紡いで行きたい――そんな思いで「紡舎」と名付けました。
インテリアは北欧デザインを随所に取り入れつつ、日本のアンティークも配したミックススタイル。リビング兼ダイニングは梁を残して吹き抜けにした開放的な空間。古材をそのまま残した天井と調和する、深みのある色合いに統一しています。
寝室は対照的にホワイトを基調にした明るい空間です。
ワークスペースとしても使えるデスクはデンマークのアンティーク。ヴィラを取り囲む森をイメージした壁紙がアクセントに。
冬場は薪ストーブに火を点して。
大きく取った窓の向こうに見えるのは森の木々。
天気の良い日は一面の星空に包まれます。
室内を飾る「真木テキスタイルスタジオ」のアートピース。ヴィラから車で10分ほどにある同スタジオは、インドの自社工房で天然素材をもとに手織り布を制作しています。繭から生糸を紡ぎ、染め上げた作品は養蚕農家だった当ヴィラにしっくりと馴染みます。
アートピース以外にも、カーテンやパーテーション他に作品を使わせていただいています。織りの美をご堪能ください。
バスルームは離れに。窓に紅葉を映す野趣あふれる湯船です。
隣の湯上り処でクールダウンしつつ、のんびり湯浴みをお愉しみください。
シャワーブースは母屋にもございますので気分に合わせてどうぞ。
キッチンには基本的なツールやカトラリー、食器が揃っています。食材はお持ち込みいただく他、土地の恵みを揃えた食材セットもオプションにてご提供可能です。
コンセプトは”まだ見ぬ、東京の森へ”
少し足を延ばせば、東京の片隅に今も残る静かな森。そこに身を置いて、ゆるやかに流れる時間を味わっていただきたいと思います。
アウトドア派にはグランピングプランもご用意
古民家ステイにプラスして、もっとアウトドアを満喫したい方には「古民家グランピングプラン」もご用意しています。
こちらのプランにはテントおよびキャンプ用品が付帯しますので、古民家ヴィラをベースに快適なアウトドアライフをお愉しみください。
徒歩圏内のおすすめ森林浴スポット
周辺にはネイチャーウォークを楽しめるスポットが点在しています。樹齢300年以上、樹高45mを超える「千年の契り杉」、露出した石灰岩を抱くように立つ「山抱きの大樫」など。初夏に見ごろを迎える「南沢あじさい山」へも歩いてアクセスできます。
宿主は古民家カフェ・POUND(東京都あきる野市戸倉)を営むコーヒーバリスタ。エントランスにある珈琲焙煎小屋(Naya-Mame ROASTERY)で焙煎する豆をご購入いただくことも可能です。
また、ご希望に応じて、コーヒーにまつわるワークショップ(ラテアート教室、ハンドドリップ講座など)も開催しています。
宿主はコーヒーバリスタとしてカフェを営むまで、国内外の旅をご紹介するライター業を仕事としていました。
当ヴィラのオープンに当たっては、旅先で見た素敵な場所や、またとない出会いなどが糧となっています。紡舎での滞在がゲストの皆様にとって、かけがえのないひと時となりますように。