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泊まれるオーガニックレストラン mujaqui(むじゃき)
埼玉県・大里郡寄居町
自然と共にある暮らし、食、想いを大切にする、旅と暮らしの間にある宿

旅と暮らしの間に
mujaquiは、埼玉県の北西部、荒川の清流と山並みが美しい寄居町のまちなかにあります。かつて、宿場として栄えたまちなかも衰退が進み、商店街でありながら夜はすっかり静かになります。自然が清らかで美しいにも関わらず、観光地化されず、静かで素朴な佇まいを残しているこの町。

このまちにあかりを灯したい。ただ、賑やかさを求めるのではなく、素朴な風景の中にある、まちの清らかさ、美しさを五感で感じてもらいたい。
そこで、観光のための施設ではなく、まちの日常に身を置き、旅と暮らしの間をつなぐ場所があったらいいなと思い、小さなゲストハウスを始めることにしました。

▲寄居町の中心を流れる荒川、季節ごとの美しさがあります
▲まちにあかりを灯すため、定休日でも一部の照明はつけている

レストランに泊まれる?
寄居町の隣町の小川町は、有機農業の聖地と呼ばれる場所。その影響で寄居町にも有機農家はたくさんいます。近くの秩父山地ではシカなどのジビエ肉が手に入りやすい。
この地域の持っている資源を表現する場所を作ろうと思ったとき、素材を大切にするレストランを併設することを考えました。レストランで食事を楽しんでいただいた後、そのままぐっすり眠る。

「食べる」と「寝る」

シンプルだけど、人間の本能に訴えかけるとても本質的な体験を提供したいという思いから、「泊まれるオーガニックレストラン」は生まれました。

▲mujaquiの外観

生産者の想いと共に、季節の野菜とジビエを提供するレストラン

mujaquiの1階には、「身土不二」を大切にする「季節の野菜とジビエのお店 mujaqui」があります。地元の有機野菜と猟師直送のジビエ肉を、丁寧にかつシンプルに調理したイタリアンです。

「生産者の想いを届けたい」

このレストランでは、信頼できる生産者さんとこまめにコミュニケーションを取りながら仕入れをしています。大切にしているのは、田畑のリズム、山のリズムを尊重すること。自然のリズムと共にメニューが移り変わっていきます。当然、時期によって仕入れの内容も量も変わるため、メニューはシェフおまかせのコースのみ。日々内容が変わる、一期一会のメニューです。
全12席の小さなレストランはフルオープンキッチン。客席に座りながらもシェフの手元を見ることができ、調理の過程も楽しんでいただけます。

▲客席に座りながらもシェフの手元まで見えるフルオープンキッチン
▲シェフの手元までがエンターテイメント
▲季節の素材でコース料理の内容を組み立てている
▲井伊農場の井伊さん(中央)。有機農法はもちろん、地域資源を循環させ、風景を守る農業を実践している
▲自然栽培の米農家、百歳農園の高島さん(写真右側)。機械化が進む中でも、天日で干すはざかけを大切にしている

古い建物でしか出せない佇まいを大切に

築100年超の物件の趣を活かすために、古さを活かしたリノベーションをしています。夏は暑く、冬は寒く、音も漏れやすいのですが、それを、古い建物の味として、あえて残しています。

もちろん不便なこともあります。ただ、同じものをつくるには100年の年月がかかると思うと、今あるものを大切にしたいと考えています。

「そこにある」ただそれだけでより良くなっていく仕掛け

mujaquiが大切にする考え方の1つに、mujaquiがあり続けることで社会、地域、環境がより良くなるようにしたい、という想いがあります。
例えば薪ストーブ。
mujaquiには針葉樹専用の薪ストーブを導入しています。戦後の拡大造林で日本各地の広葉樹が中心だった山は、杉、檜を主とする針葉樹の人工林に代わっていきました。しかし、外国産木材輸入自由化で国産材の需要は激減。誰も針葉樹の森林に手を出さなくなったのです。針葉樹を消費する方法がなければ、森林が更新されていかない。

▲冬はストーブ前が特等席

そこで、「針葉樹専用の薪ストーブ」です。
通常、薪ストーブは広葉樹の薪を使います。そのほうが、硬くて火の持ちが良いのです。ですが、mujaquiの薪ストーブは針葉樹を燃やせるように、空気を絞りゆっくり燃焼するよう設計されています。これによって、針葉樹を広葉樹のように燃やせるようになりました。
mujaquiでは、冬季の間、薪ストーブを使いますが、使えば使うほど、日本の山林問題に貢献できます。
薪に限らず、食材もアメニティも電力も、mujaquiを訪れる度に、頑張らなくても、意識しなくても、社会や地域に貢献している。
そんな事業になることを目指しています。

「眠る」ことを重視したシンプルな客室

レストランを主役にするために、食事を楽しんだら、そのままぐっすり眠れるよう、客室はとてもシンプル。アメニティも最小限です。

ただ快適性はしっかり確保したいので、1階にはコンパクトな箱型の客室を新たにつくり、2階はもともとの和室の雰囲気をほぼ変えずに使用しています。

▲2階の和洋室。シンプルな部屋にローベッド。テレビなどはない
▲1階のツインルーム。古い建物の中に、新しい箱の客室をもうけ、築100年の土壁をディスプレイにした
▲2階にある宿泊者専用ラウンジ。ここでオーガニックコーヒーを飲むとホッとする
▲トリプルルームは、ファミリーでのご利用も多い

まちなか散策のススメ
寄居町は観光地ではないため、際立った観光資源はありません。
だからこそ、穏やかで慎ましやかな時間が流れています。
mujaquiの宿泊の前後でお時間があれば、是非、歩いて5分で行ける玉淀河原を散策してみてください。
「玉のように美しい淀」と言われ「玉淀」と命名されたこの場所は、七代目松本幸四郎の別邸「武州寄居町雀亭」の跡地を活用した雀宮公園や日本100名城の鉢形城址公園などがあり、歴史や文化に触れられる場所となっています。

▲雀宮公園、朝の散策が気持ち良い

グルメを楽しみたい方には、鮎料理の名店「沈流荘 京亭」、季節の料理が素晴らしい「日本料理 喜楽」、洗練された場所と時間を提供してくれる「寧日」など、割烹料理のお店があります。
また、かつて豚の屠畜場があった歴史から寄居町は豚肉食文化が盛んです。
豚のカシラ肉(こめかみ)を串に刺して焼き、辛味噌ダレをつけて食べるものを「やきとり」と呼ぶ変わった文化があります。やきとりのお店は「金之介ほるもん」「田なべ」「安楽」などなど、寄居駅を中心に複数店舗ありますので、是非、散策してみてください。タレに漬け込むタレかつ丼も名物で、駅前の「今井屋」は創業100年を超える人気店です。

▲寄居名物、今井屋のかつ丼。行列ができることも多い
▲豚のカシラ肉を焼く「やきとり」。寄居町が発祥と言われている(写真提供:金之介ほるもん)

ときには、子どものように無邪気な1日を

身体に染み渡るような優しい食事
ぐっすり眠れる寝具
笑って、食べて、ぐっすり眠る
このまちに身を置き、このまちの優しい空気にふれて、子どものように無邪気な1日を過ごしてみませんか。

【施設概要】
住  所:埼玉県大里郡寄居町寄居908
アクセス:寄居駅から徒歩約7分、玉淀駅から徒歩約5分
電  話:050-8884-8162
メ ー ル :mujaqui2022@gmail.com

ゲストハウス
チェックイン:17:00~20:00 ※これ以外の時間をご希望の場合はお問合せください
チェックアウト:~10:00

レストラン(レストランのみのご利用も可能です)
ラ ン チ : 11:30~14:30 (料理L.O. 14:00 ドリンクL.O. 14:00)
ディナー:18:00~22:00 (料理L.O. 20:00 ドリンクL.O. 21:30)
定 休 日 :火曜・水曜日定休、金曜日はディナー営業のみ
ご 予 約 :https://www.hotpepper.jp/strJ003405002/


泊まれるオーガニックレストラン mujaqui(むじゃき)
施設詳細
施設設備・サービス
交通・シャトル
駐車場
共用エリア
WiFi
共用ラウンジ
共用シャワー
共用トイレ
ドライヤー
電子レンジ
湯沸かしポット
食器類
お部屋の設備・アメニティ
アメニティ
なし
設備
WiFi
エアコン
空気清浄機
施設は禁煙ですか?
当施設内は、紙巻きタバコ、電子タバコも含めすべて禁煙です。
喫煙所のご用意はありません。ご理解ください。
ペット同伴は可能ですか。
ペット同伴でのご宿泊はお受けしておりません。
駐車場はありますか?
当施設の駐車場は近隣に6台分を確保しています。
駐車場のご予約は不要です。
詳細は公式Instagramのご案内をご覧ください。
https://www.instagram.com/mujaqui/
路上駐車等はご遠慮くださいますよう、お願いいたします。
朝食付きプランはありますか?
申し訳ございませんが、レストラン営業はランチとディナーのみとなっており、朝食提供はしておりません。