空港から1時間ほど車を走らせると、道沿いの風景がふと変わってくる。
やがて周りはどんどんひなびてきて、ああ空が広いなと感じた頃、
ハコブネがある小さな湾に到着です。
ハコブネは海辺の一軒家です。
元は釣りが大好きなおじさんが趣味で作った週末隠れ家でした。
広い敷地にポツンと置かれた小屋。
砂利だけの更地にポツポツと植えられた植栽。
それを大工さんと相談し、半年がかりでリノベーションをしました。
嵐に負けないように、旅人がやすらげるように、
そしてなにより、ワクワク感があるように。
敷地の周りにはぐるりと木塀をはりめぐらせました。
塀のドアを開けて広がる大きなお庭は、ゲストのためだけのプライベートドッグラン。
他を気にせず、小型犬も大型犬も安心して目いっぱい遊べます。
庭の大きなバナナの木にはいつでもバナナが実っています。
ハイビスカスもハンギングチェアもゆらゆら揺れています。
思わずわんこたちも笑い出しちゃう、そんな宿です。
珊瑚からできた白砂の自然ビーチが目の前です。
干潮になればマリンブーツを履いて冒険にでかけましょう。
目が慣れてくればたくさんの生き物が見えてくるはずです。
ちいさな珊瑚、慌てて逃げるヤドカリ、しおだまりでぷかぷか遊んでいるハリセンボン。
ディズニー映画のようにおどるように泳ぐのは、コバルトブルーのルリスズメダイ。
水にぬれた白砂は優しいベージュ色。
足を埋めたらほかほかで、体から緊張がじわじわ溶けていきます。
ゲストにはいつも近所のアクティビティをお勧めしています。
陶芸教室をしているタマさん、SUPガイドをしてくれるレントくん、
シュノーケルやダイビングのガイドをしてくれるナオさん。
あらゆる代替医療のエキスパートが集う読谷ホリスティックス。
おいしいフォーとバインミーが食べれるカフェNYはかなちゃんがニコニコ迎えます。
美味しくて連日通っちゃうビストロ リュイールさん。
店内に入るだけで顔がゆるんでしまうキャンドルとアロマのショップはお散歩みちに。
陶工が集まるやちむんの里や世界遺産の座喜味城址公園も少し足を伸ばせばすぐです。
ロバのいるパン屋さん、石窯のピザ屋さん、県内小麦をつかった沖縄そば屋さん…数えきれないくらいの個人商店が村内のあちこちに散らばっています。
フルキッチンを用意していますので、マーケットや市場のハシゴもたのしくて、
夕暮れ散歩も楽しくて、近所のヤギも可愛くて。
ここはあたたかなちいさな村。