はじめまして。
倉敷の美観地区にある一日一組限定の宿、「暮らしの宿 てまり」です。
私たちの宿のコンセプトは、手しごとのものに触れ、その使い心地や良さを再発見していただくこと。
最大4名様までのこじんまりした「ゆきかい」と、2階建ての一棟を貸し切れる最大9名様までの「おいとま」と、二つの棟があります。
このページでは、私たちの宿がある倉敷という土地の風土、そして宿のコンセプトについてお話させてもらいます。
「おいとま」については別ページでご紹介をしておりますので、以下URLよりご覧ください。
https://temarioitoma.snack.chillnn.com/
それでは、すこし長くなりますが読んでいただけますと嬉しく思います。
手しごとでできた器、家具、ランプシェードなど。
当宿のプロデューサー・犬養が、各地でものづくりをされる作家さんのもとを訪れ、実際に使ってみて惚れ込んだものを置いています。
また、そうした作家性のあるものだけでなく、古道具屋で見つけた、誰が作ったものか分からないものもあわせて調和のとれた空間とすることを意識しています。
器や家具などの使い心地は、お店の棚で手に取ってみるだけでは分かりづらいもの。
そこで、宿で一晩を過ごす中で手に触れていただき、その本当の良さを発見していただけると嬉しく思います。
旅を終えてからも、日々の暮らしが少しだけ豊かに感じられるような、そんな余韻が心に残る宿をつくっていきたい、そう考えております。
倉敷は、大正時代から昭和初期にかけて、民藝運動の拠点となっていた土地。
倉敷の実業家・大原孫三郎は、柳宗悦とも親交が深く、「用の美」を提唱する民藝という考えの良き理解者でした。
東京に続いて、日本で二番目に民藝館ができたのも、倉敷。
そのように手しごとのものと縁の深い倉敷という土地だからこそ意味のある宿として、この「暮らしの宿 てまり」を2017年に立ち上げました。
元々民家だった建物をリノベーションし、宿がスタートしたのは2018年6月。
まだ3年の新しい宿です。
1階は私たちが運営する「岡山、倉敷のほんとうにいいもの」を集めたライフスタイルショップ「美観堂」があり、その建物の2階にお部屋はあります。
古民家の造りは大幅に変えておりませんので、お部屋へは昔ながらの少し急な作りの階段になっており、お手洗いなどの水回りは1階にあります。
古民家の造りそのものも楽しんでいただけると幸いです。
お部屋の窓枠やガラス、梁や柱は取り壊さず、以前使われていたものを使っています。
中でも、このお部屋の大きな特徴は、美観地区にむかっている二階の格子窓。
美観地区の町並みを行き交う人々や、時間によって表情が変わる美観地区の情景をご覧いただけます。
この棟の名前を「ゆきかい」としたのは、その景色からです。
江戸時代からつづく美観地区の町並みをただ眺めるだけでも、普段の暮らしとは違った時間を過ごしていただけると思います。
他のお客様と接触することなくお部屋に上がっていただき、プライベートな空間でチェックインも済ませていただくことができます。
宿のご説明をさせていただいたあとは、地元出身のスタッフがご夕食のご相談や美観地区の過ごし方のご提案をさせていただいています。
スケジュールを決めずにお越しいただいても大丈夫です。
お客様が美観地区でどのような時間を過ごされたいかを伺いながら、おすすめさせていただきます。
そんな小さな宿、「暮らしの宿 ゆきかい」でスタッフ一同、皆様にお会いできることを楽しみにしております。