奥大和ビールは2018年3月16日にスタートし、“ BOTANICAL & HERBAL ”をテーマにクラフトビールを醸造してきました。10種類以上のハーブやスパイスをブレンドしたハーバルビールや、地元地域で生産された果実などを使い季節の香りを感じられるシーズナルビールなど、多彩なクラフトビールを製造しています。
元々は酒屋だった古民家をリノベーションして2018年11月に、奈良大宇陀エリアにオープンした「奥大和ビール TAP ROOM」。手前がタップルームで、奥に醸造室があります。併設しているのがゲストハウス「奥大和ビール TAP to BED」。道の駅 宇陀路大宇陀に隣接するため、観光客のみなさまや、宇陀・大宇陀の地元の方たち、大阪や奈良、京都など都心部からご来店の人たちなど、週末には様々な人たちで賑わいます。
タップルーム付近には、一日では巡りきれないほどの魅力的なお店や名所がたくさんあります。春には樹齢300年の又兵衛桜を見て、松山の街並みを散策したあとはランチやおしゃれなカフェでケーキを食べ、資料館で歴史を学んだあとは大宇陀温泉でさっぱりと汗を流し、お風呂上がりは奥大和ビールで乾杯!しっぽり飲んで眠くなったら隣のお宿でおやすみなさい。最高ですね。
山岳地である南部と、高原地である東部を合わせた、奈良県内の19市町村からなる、自然豊かな「奥大和」エリア。
奥大和ビールの拠点である、奈良県宇陀市は、古くは『古事記』や『日本書紀』をはじめとする多くの文献にも度々登場し、今に伝える地名、伝承なども数多くあります。近世では多くの街道が交わる場所であり、時代の要衝として商人や旅客たちが交わり、旅の疲れを癒す宿場町として栄えてきました。
現在、宇陀市の人口は3万人ほどですが、年間約140万人の観光客の方々がお越しいただいており、多くの方が深い歴史と大自然の魅力に魅了されています。そんな今も変わらず、人々を魅了する奥大和の地で、昔の宿場町のように人と人とを結び、ヒトとモノとをつないでいく新たな場をつくりたい!
奈良県は東西南北にのびる主要な鉄道があり、大阪からも短時間で来ることができますが、奥大和エリアに観光に来られる方のほとんどが車でお越しいただいています。(大阪市内から、近鉄電車で1時間程度、高速道路で1時間弱とアクセスが良い)
そのため、奥大和ビールタップルームにお越しくださるお客様も、運転手の方はソフトドリンクしか飲めず、ビールを美味しそうに飲んでいるお連れの方をうらやまし気に眺めている光景がよく見られます。
田舎ではよくある光景ですが、、、
せっかくここまで来たのに飲めないなんて、、、かわいそすぎる。
よし、じゃあタップルームに併設して宿を作ろう!
泊まるところがあればみんなゆっくり飲めるし、
時間をかけて観光してもらえる!
という想いから、
このブリュワリー&ゲストハウス「奥大和ビール TAP to BED」はできました。
クラフトビールの魅力は、醸した土地で、醸した人から、醸されたビールの話を聞きながら飲むところにあります。
奥大和の大自然に触れながら、ゆったりとした空間の中で、みなさまと一緒に奥大和ビールで乾杯ができる日を楽しみにしています。