那覇空港から車で約40分、沖縄南部に位置する南城市。もともとバナナ畑だった場所に芭蕉の家はあります。宿の由来となっている芭蕉はバナナ(実芭蕉)のこと。エントランスには1年中バナナが実ります。バナナのエントランスを抜けると少しずつ芭蕉の家が見えてきます。
ここには華美な施設やサービスはありません。夜は真っ暗になり満天の星空と聞こえてくるのは虫やカエルの鳴き声。周りは自然に囲まれているので虫が苦手な人にはお勧めできませんが、心地よい風や穏やかな時間が流れています。
生活に必要なものは一通り揃っています。食器戸棚には宮城陶器、陶房眞喜屋、bonoho,藤本健など南部で作陶する作家を中心に揃えています。お好きな器に料理をのせてお楽しみ下さい。
南城市はリゾートホテルの並ぶ中北部とまた少し異なる趣きがあります。斎場御嶽や「神の島」とも呼ばれる久高島へのアクセスもよく、お子様連れにはガンガラーの谷やおきなわワールドもお勧め。いずれも宿から車で20分位の距離にあります。(久高島へはあざまさんさんビーチより専用のフェリーで15〜20分)。天然ビーチ「新原ビーチ」は南部のビーチの中でも透明度が良く白い砂浜が広がっています。那覇や空港までも車で30~40分と便利です。
旅に出るとついあれもこれもと予定を詰めがち。しかし時には予定を入れず朝の光で目を覚まし、地元スーパーやファーマズマーケットで見たことのない食材を買って楽しみ、雨が降ればハンモックに揺られながら読書をする。そんなひとときを芭蕉の家で過ごしてみてはいかがでしょうか?