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Satoyama villa 本陣
長野県・松本市
「この空間はずっと誰かを待っていたのかもしれない」 その昔、松本藩主が参勤交代の際に休憩したお屋敷を宿泊施設に改修。

「松本藩主が参勤交代の際に休憩した本陣小澤家」

里山の中に位置する本陣

長野県松本市四賀地区。

ここは四方を山々に囲まれた人口およそ4300人ののどかな場所です。

江⼾時代には善光寺街道、江⼾街道が通っており3つの宿場町(保福寺宿、 刈⾕原宿、会⽥宿)が置かれ人々の往来で賑わいました。特に保福寺宿は松本藩の城主が江⼾に参勤交代に⾏くルートで、交通の要所として松本藩随⼀の規模を誇る規模であったといいます。

その保福寺宿の中央に位置し、かつて松本藩主が参勤交代の際に休憩した建物、「旧本陣小澤家」。

⼩澤家は多くの⽥畑を有し、栄華を誇り、いくつもの蔵には⽶が収められ、「⼩澤家の蔵がいつ開くかで、⽶の値段が変わる」と⾔われるほどで、当時の地域経済に与える影響が⼤きかったことが伺えます。

残念ながら江戸時代当時の建物は明治41年に全焼してしまいましたが、⼤正2年に当時のまま復元したものが現在の建物です。

戦後間もない頃の写真


「まるで大きなタイムカプセルを開けたみたい。

建物の再生に向け、最初に入ったときは、そんな印象でした。」

初めて建物を訪れたのは2015年8月。

10年ほど空き家になっていた建物は荒廃が進み、このままでは朽ちてしまうという危機感を抱きました。

「失ってしまえば歴史の闇に消え、二度と取り戻すことはできない。何とか残さなくては!」という想いから、紆余曲折を重ねながらも、多くの方の協力のもとどうにか改修までこぎつけることができました。

たくさんの古本が残されていました
床板をはがすと、かつて使用されていた囲炉裏が出てきました
傷んだ外壁部分の補修も必要でした
古びた物置を撤去するとアルプスがきれいに見えるように。夕焼けで染まるアルプス

そして、昨年11月、宿泊施設「Satoyama villa 本陣」として開業を迎えました。

明かりが灯った本陣

建物の文化的価値を維持し趣を最大限に残しながら、安全性と快適性を重視したリノベーションは長野県建築文化賞を受賞。


「この空間に泊まること、それ自体が体験に。」

建物中央の高さ13mの吹き抜けは圧巻。立派な欅の梁は現代の日本では手に入らない。
当時の趣も維持しながら快適性も備えてリノベーション
書院窓の奥にはお風呂。窓からは庭園を臨むことができる
囲炉裏横のダイニングスペース

 江戸時代、家守以外の人々はめったなことがなければ、このお屋敷に足を踏み入れることは許されませんでした。

日本の衰退し始めている歴史や文化を、四賀という何もないけれどすばらしい自然環境に包まれたこの場所で感じ、皆様の心と体を見つめ直し、新たな自分を発見していただける。

そんな本陣であると考えています。

ご利用いただく皆様と共に、歴史を未来に繋げることができたらうれしいです。


「四賀に包まれ、五感で四賀を味わう旅に」

満点の星空は四賀の自慢。動物の声にも耳を傾けてみてください
歴史情緒あふれる保福寺宿から臨む北アルプス

 里山の原風景を色濃く残す場所でありながら、松本・安曇野市街地まで車で30分の立地。また東京からも車で3時間30分、電車では新宿から特急で2時間30分で松本までお越しになれます。

またここ四賀地区は、中世には伊勢神宮直轄の領地、江⼾時代には幕府直轄領という稀な背景を持ち、独⾃の⽂化圏が形成されていきました。

 明治の初めの廃仏毀釈により、松本藩内でも多くの寺院が破壊されましたが、四賀地区は幕府直轄領だったことから影響を受けずに済み、今もなお、中世からの寺社仏閣が多々残っている、歴史情緒溢れる街並みです。


 お客様の滞在がより豊かになるようにスタッフがコンシェルジェとして旅の相談に乗らせていただきます。
それではSatoyama villa 本陣へのご来館を心よりお待ちしております。





Satoyama villa 本陣
施設詳細
お部屋の設備・アメニティ
アメニティ
歯ブラシ
くし
ひげ剃り
綿棒
スリッパ
パジャマ
設備
WiFi
冷蔵庫
ドライヤー
湯沸かしポット
バスルーム
専用バスルーム
シャワー
バスタブ
ハンドタオル
バスタオル
シャンプー
リンス
ボディーソープ