標高1500メートルの自然林に埋もれるように佇む山小屋。
上高地のバスターミナルから徒歩で1時間、小屋まではバスも送迎もありませんが、起伏の少ない遊歩道の先にある嘉門次小屋は、数ある北アルプスの山小屋の中でも無理なく来られる場所です。
昔から山の食事処、休憩処という印象が強く観光シーズンには沢山のお客様で賑わう小屋の食堂ですが、お泊まりのお部屋も4室のみご用意があります。
アメニティもなく質素な畳の間のご案内(全て和室となります)ですが、水源が豊富でお風呂に入れるのも登山者の方から喜ばれるところです。
「ここに泊まれるんですか?」
長年通い続けて下さるお客様からもそんな質問が飛び交うほど、嘉門次小屋は昔話に出てくるような古びた佇まいで驚かれますが、上高地の自然に寄り添えるという環境は、山小屋ならではの変え難い景色に出会えることもあります。
初代から続く囲炉裏の火を囲んでの団欒や、木々や小川のせせらぎを感じながら、夕食時には薪の火で時間をかけて焼き上げる岩魚の塩焼きを食べていただきます。
お泊まりならではの楽しみは、上高地を散策できる時間をゆっくり取れることでしょうか。四季折々の木々や草花は訪れる度に新しい景色を映し、朝夕の梓川や明神池の情景も安らぎのひと時を感じることができます。
初代の嘉門次が上高地を愛し、明神池のほとりに住み着いてから、5代目。気がつけば140年、図らずも嘉門次小屋は一部は文化財に指定されるほど、上高地でも唯一の“山小屋らしさ“を残す宿を背負っていました。
上高地の歴史と共に登山や山小屋の在り方も変わりゆく中で、敢えて今お客様に山小屋を選択して頂く意味を考え続けています。
自然は時に厳しく危険なこともありますが、山小屋体験そのものが上高地をより深く楽しむ一助になれれば幸いです。
小屋へお越しの際は、散策の猶予を持ちつつ16時までのご到着をお願いしております。暗くなれば上高地の国立公園は街灯もなく、道に迷われたりクマに遭遇したりと大変危険ですので、遅れて到着される場合は必ずご連絡下さい。
旅館やホテルとは違い、山小屋特有のお約束事もありますので、初めてお泊まりになるお客様は詳細を確認の上ご予約下さいませ。
お部屋は4室のみで全て個室対応となっております。
予約できる期間は、宿泊日の2か月前からが目安となります。
予約サイトのカレンダーでご確認いただけます。
2食付きプランのみで、お部屋代は(消費税込20000円〜)となります。
※お食事不要でも宿泊料金は変わりません。
※2名様でご予約の場合は、週末や繁忙期に限り個室料金を一室につき5000円頂戴致します。
予約サイトのカレンダーで料金をご確認ください。
※2名様の場合は個室料金がかかる時期があります。
2名様の場合(2食付プランのみ) … 通常期 20000円(消費税込)
繁忙期 25000円(消費税込)2名様プランの個室料金がかるのは金土日、祝日及び夏季(7月20日~8月31日)秋季(9月14日から11月4日)となっております。
※3名様以上のお客様は個室料金はかかりません。
3名様の場合(2食付プランのみ) … 30000円(消費税込)
10000円 × 人数 = 宿泊料金です
★★★1名様のご予約は原則受け付けておりません★★★
※1名様でお泊まりご希望の方は、2名様プランのお部屋料金及び繁忙期の個室料金にご了承頂ければ、ご予約いただけます。
(1名様でも通常期20000円/繁忙期25000円)2名様限定プランから、2名様で予約をして、必ず予約サイトの質問/ご要望欄に1名様である旨をお伝えください。
※0〜2歳までのお子様は宿泊料金の45%(4500円)です。
(食事はつきません)
※3〜9歳までのお子様は宿泊料金の70%の料金(7000円)です。
(2食付:お子様用のメニューはありません、大人と同じ内容です)
※団体(10名様以上)のお客様は小屋にメールでお問い合わせください。
※空室状況により、当日お部屋を変更する場合がございます。
<チェックイン> 9:00 〜 16:00 厳守(お客様の安全の為)
※11:00〜13:00の時間帯は繁忙期によっては小屋のランチタイムで食堂が大変混み合います。朝の時間帯か午後13時以降はスムーズにご案内できます。なお、チェックイン後は早い時間帯からもお部屋をご利用いただけますが、食堂営業時間中の15時頃までは、騒がしい環境ですのでご了承ください。
<チェックアウト> 8:00
※翌日の登山や散策でお荷物を軽くしたいお客様は、チェックアウト後もお荷物をお預かりできますのでご気軽にご相談下さい。