40か国旅してきた旅人が”恩返しの場”として小樽を選び、宿を開くまでのお話をしたいと思います。
人生初めての海外はカナダへの交換留学でした。ハッピーで愛のある家庭にホームステイ出来て幸せでした。
この時の体験によって海外欲が高くなり、たくさんの国に行ってたくさんの人と交流する!と決心したきっかけになりました。
現在まで40か国程旅をする事ができ、その旅の中で数えきれない人達にお世話になり助けられました。いつか恩返しをしなければと心に決めていました。
その恩返しの場として、宿を開く!と旅をしながら決心し、旅先で出会った人には、将来必ず宿を開くから日本に来てねと言う様になっていました。
日本に帰国後、宿を開くなら、、、好きな環境の所でチャレンジしたいと自分なりに考えた結果
・地元北海道内で・観光資源がある所・日本を感じられる趣のある街並み・海が昔から好きなので海が近い所・都会過すぎない程よい所・古民家などなど。
これらの候補の上でネットで探すと”小樽”に小樽民家再生プロジェクトという小樽の空き家となった古民家を活かす運動をするNPO法人にたどり着きました。直感で ここの運営している方に話を聞きに行ってみたい!と思い、コロナ渦の緊急事態宣言真っ只中にも関わらずすぐさま連絡をしました。緊急事態宣言が解除された後直接小樽で担当の方とお話して、私の想いをお話した所、一緒に家を探しましょう!と快諾していただきました。
観光でしか来た事の無かった小樽が、見方を変えるとこんなにも魅力的な街だったんだと思いました
そして2022年の年に縁が回ってきて現在のお家を紹介してもらい、ここの場所なら観光スポットや駅に近いしコンビニ、スーパーそして地元民が通う銭湯も近い!建物の歴史もあるしこの場所でチャレンジしたいと直感で決めました。
改修前のAioi Yanto
外観は、いかにも古風で歴史を感じる建物ですが、驚いたのはお家の中の建具や建材が100年以上使われてきたとは思えない位しっかりしていてまだまだ使える様な見た目だった事です。
住まわれた方が大切に使われていたのが分かる位綺麗な状態でした。築100年越えとは思えない。
このお家の見学を終えた頃には、どうリノベーションするかワクワクが止まらなくなっていました。
ですが、古民家ならではの問題点が山積みだったり、そもそもの契約の仕方について、周りは大反対だったりと直ぐには改修とはいかず、紹介して頂いた時から1年弱の期間が流れ、実際に改修を始められたのが今年(2023年)に入ってからようやく色々と進めることが出来ました。
DIY初心者なので、大工さんと一緒に改修しました。きれい好きな友人も埃まみれになりながら手伝いに来てくれました。感謝!
大工さんと普段からとてもお世話になっている建築士さんのおかげで、改修期間はなんと3か月位で終える事ができました!
外観は町屋風に格子を付けたり、縁側、床の間、押し入れだった所には壁紙の色をアクセントで変えてみたりと、建築士さんと話し合いながら骨董品も揃えました。
このお家を通して、改めてこのエリアや小樽の事が好きになりました。
そして、ここでたくさんの人に恩返しをしていくんだ!と心に誓いました。
オープン最初のゲストさん。とても素敵な家族でした。再会は韓国で!と約束しました。
この古民家宿に泊まることが人生に残る思い出になったり、少しでも息抜きになるような場所にしたいと思っております。
そして多くの方に宿を通して”恩送り”をしていける様、地元からも愛される宿を目指しております。
DIYの様子が気になる方はコチラへ↓
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