熟成された家屋で、
悠久の時をじっと見つめる
時は絶えず刻々と流れ続けている
日々を忙しく動く私たちとは裏腹に
この動かざる家屋は
壮大な時の流れの中でただひたすらに
その機が熟するのを待っている
この空間にいる瞬間だけでも
喧騒は過去に置き、懐旧に心澄ませ、
じっと過ぎゆく時を見つめてみてください
[ 鳥瞰 ]
1日1組限定のプライベート空間。
1,200坪の敷地に建つ国の特定有形文化財に選出中の屋敷の中の客室は190㎡とゆったりとお過ごしいただけます。
そんな自然豊かな地に150年近く存在する菊嶋邸は、明治の建築様式や伝統的な工法を現代の生活スタイルに融合させることで、独自の雰囲気を醸し出します。
これにより、建物そのものが歴史と伝統を物語ります。
[ 客室 ]
日本家屋は、呼吸する。
その悠々たるリズムに呼応するように、
我々の拍動はテンポを落とし、体は家屋に溶けていく。
レガシーとモダニズムが溶け合う空間で、
目を瞑り、時の瀬音に耳を傾けてみては。
[ 料理 ]
味覚とは思いも寄らず様々な所以を基に形成される。
気温、湿度、照度、地形、そして、記憶...
様々な自然条件の中で取捨選択され磨かれてきた。
その品の起こりと旅路の風景に想いを馳せ、
この地の空気をブレンドして味わってみるのも良いだろう。
[ 温浴 ]
湯船に肩まで浸かりながら、
水面に凪が訪れるまで、じっと見つめる。
サウナ室からは石のジリジリと焼ける音と、仄かに木の香り。
小窓からは喧騒はなく、木の葉の擦れる音のみ。
ようやく水面に浮かんだ滋味あふれる梁天井は、
まるで絵画のように枯淡な浴室に飾られる。
[ 中庭 ]
ここでは、会話の音にも邪魔するものは何もない。
思考を埋め尽くしていた都会の雑音や情報から解放され
細やかなな装飾、手の込んだ料理の味、地元の風に心を満たす。
無理に選択しなくていい環境に身を置くことこそ、
真に心を解放する方法なのかもしれない。
都会の喧騒から離れ、心と体を解放する場所。
私たちの造る菊嶋邸 HOTELはサービス売りにするようなホテルではありません、150年前に作られた由緒あるお屋敷の100年以上の時間を共有し、それらを伝える、そして自らの時間を豊かにするHOTEL。
過剰なサービスはありませんが、当たり前の時間が少しでも豊かになるようにと考えております。
皆様のお来館を心よりお待ちしております。