
ここは標高1,000m、八ヶ岳南麓エリア。緑に包まれた600坪の土地にはタイニーハウスが立ち並び、畑には旬の野菜が実り、小さな池にはカエルや魚が暮らしています。
みんなで食事したり、語らったり、いろいろな使い方ができるコモンハウス。そしてスタジオでは、腕ききの職人たちがタイニーハウスをつくっています。スタッフだけでなく、この場に自然と集まる人たちとともに、生き方としてのタイニーハウスを追求し、コミュニティを育みます。

タイニーハウスとは、ひとつの「生き方」である。私たちはそう考えます。本当に必要なもの、自分を幸せにしてくれるものを選択し、心地よい空間をつくりあげること。所有するものと共有するものを、区別すること。暮らしの一部を手づくりしながら、興味が持てることに時間とお金を使うこと。何より、今日を思い切り楽しむこと。
「小さな家で、しなやかに生きる」
タイニーハウスのもつ無限の可能性を開拓しながら、つくり、遊び、考え、工夫し、つながり合うための舞台。それがHomemade Villageです。

Homemade Villageは大きく3つの要素によって構成されています。
– Stay(泊まる)
– College(学ぶ)
– Homes(つくる)
「Stay」に関しては、後でじっくりご説明するとして、まずはその他の2つからご紹介します。
タイニーハウスの学びと実践の場。ワークショップからセミナーまで、幅広く活動します。
たくさんの参加者さんと、タイニーハウスを1からつくってみたり(5年に1回くらいやってます)
昔の本から自律的な生き方のヒントをもらったり(ゲスト:Catalog & Books尾崎さん)
小さな菜園について勉強したりしました。これからも不定期でイベントやワークショップなどの開催予定です。
タイニーハウスを使って、心地よく暮らすためにいろいろな勉強会を開催しています。
私たちの身近なものに焦点を当てて、本当に必要なもの、自分を幸せにしてくれるものを取捨選択できるようなカルチャー(=タイニーハウス・ムーブメント)が現代社会に果たす役割があるのではないかと考えています。
Homemade Villageを運営する、ひみつ基地づくりの専門家集団「TREEHEADS」のスタジオです。
あなたにとって理想のタイニーハウスを、ともに考え、じっくり検討し、丁寧に製造しています。例えばこんなのとか(↓)をつくっています
CAMILOTA@山梨県北杜市
BEER BRAIN@東京都渋谷区
KURKKU FIELDS@千葉県木更津市今までは完全オーダーメイドでお客様の想いをカタチにしてきました。が、それだとどうしても費用が高くなってしまうので、ある程度自由度のあるビスポークなタイニーハウスのラインナップを揃えました。
「Homemade Homes」 ではタイニーハウスの幅、長さ、屋根の形状、素材などをいくつかのオプションの中から選ぶことができます。その中から、屋根形状の違う3つのタイニーハウスを実際に使ってみることができるのが「Stay」の宿泊体験です。
タイニーハウスという生き方を、五感をフルに使って味わえる、体験型の宿泊施設です。

Homemade Villageの宿泊体験エリアは、寝泊まりできるタイニーハウスの「プライベート空間」と、トイレやシャワー、キッチンやガーデンなどの「共有スペース」で構成されています。
まずは「プライベート空間」から
【Type-A】
HOMEMADEプロジェクトのきっかけにもなったタイニーハウス・ムーブメントのパイオニアDee Williamsの住まいに影響を受けたデザイン。ポーチの上に張り出したスリーピングロフトと、ムーブメント初期のシンボルである急勾配の切妻屋根が特徴的。ロフトの奥に見える窓と天窓があるからか、中に入っても広々と感じる、と不思議がる利用者が多いのです。
【Type-B】
2023年の4月〜10月で開催した「Tiny House Workshop」で制作したタイニーハウス。全国から集まった15人の参加者と10人のスタッフが、毎月1回の週末を7ヶ月間かけてつくりました。アーチ型の屋根をつくるのにとても苦労しましたが、窓の大きさや位置などもみんなで考えてデザインしました。大きな窓の前にはテーブルがあり、コーヒーを飲みながらガーデンを一望できます。【Type-C】
ビレッジでは一番大きなタイニーハウスはシンプルだけど機能的にデザインされています。他の3台との違いは車幅が50cmほど広く、ハウスの長手側と直行するような向きで寝れるので、空間をより効率的に利用することができます。ミニキッチンからは石垣のガーデンを眺めることができ、そのハーブを収穫してそのままハーブティーを楽しむことができます。
ビレッジ内の共有スペースはこんな感じです。
【コモンハウス】
コモンハウスはビレッジの利用者みなさんでシェアしていただけます。キッチン、ダイニング、ラウンジ、ワークスペース、トイレ、オーブン付きの薪ストーブなどがあり、のんびりと過ごすことができます。
【コミュニティガーデン】
ハーブや野菜などの食べれる庭と小さな池、堆肥小屋や温室など、ガーデンは暮らしに季節と収穫物を与えてくれます。ここの作物の育苗や育成、収穫、調理などの体験プログラムも行っています。【グリーンハウス+コーナーショップ】
レイズドベッドの並びに大きなグリーンハウス(温室)があります。その南側にコーナーショップ(売店)では、食材や雑貨、軽食などを販売。東側に隣接したバスルームは、男女別にそれぞれシャワーブースとトイレが設置されています。【タイニーハウス】
2015年、アメリカ西海岸で当時のタイニーハウス・ムーブメントを撮影したロードムービー「simplife」を制作。その後、全国で自主上映会を開催した時に一緒に走り回った1台。工場の周辺から集めた廃材を利用してつくったので、とてもラフで素朴な雰囲気。これは宿泊用ではなく、ちょっとのんびり本を読んだり、子ども達が遊んだりしてもらえるようなひみつ基地としてご利用いただけます。(時々出かけていることもあります)Homemade Villageはいつの日かここを飛び出して、実際に暮らすことのできるタイニーハウス・ビレッジをつくるための実験場です。
自然と共に小さな暮らしを営むことを夢見る仲間たちが少しづつ集まってきて、ここでの学びを未来の暮らしに繋げるような拠点になりたいと考えています。
ぜひ一度訪れて、みなさんの身体でタイニーハウスと小さな暮らしのエッセンスを味わってみてください。お待ちしております。