宇野港編集室は、編集者・ライター・デザイナー・クリエイター等が集い、それぞれの仕事や活動ができる登録制のコワーキング・ZINEスタジオです。
登録メンバー、または2泊以上の中長期滞在者向けに宿泊機能を提供しています。JR宇野駅/宇野港至近の、旅館として使われていた頃もある長屋の2階2部屋(和室6畳・洋室4.5畳)を寝室として、また1階の共有スペースやキッチンもご利用いただけます。洗面所やシャワーも備えていますが、徒歩約5分の温浴施設「たまの湯」の利用もおすすめです。
和室は窓が多く日当たりもいいので、気持ちよく過ごすことができます。洋室は室内にも椅子と机を用意してあるので、こもって仕事ができる環境です。両室の前にもカウンターで仕事/活動ができる環境を設けています。
玉野にはビジネスホテルがありません。そもそもこの拠点を構えようとしたきっかけが、「快適に滞在しながら、デスクワークもできる環境が欲しい」という代表の個人的な事情/希望でした。「せっかく瀬戸内に来るのであれば、何日か滞在して仕事/活動がしたい」「合宿的に、集中して仕事/活動をしたい」「編集室に集まっている情報にふれながら、瀬戸内観光がしたい」という方にぜひ使っていただきたいです。
印刷スタジオを兼ねたコワーキングスペースを併設しており、ご宿泊の方も利用可能です。共有スペースからは電子錠でセキュリティ管理されており、集中して仕事/活動をすることができます。庭に面したくつろぎエリアもあります。
設備:デスク、ワークチェア、モニタ、電源、WiFi環境(コワーキング専用)、オンラインミーティング/収録用ブース、複合機、大判プリンタ(A1まで)、シュレッダー等
用途例:パソコンを利用したデスクワーク、資料やポスターの印刷、オンラインミーティング、読書や執筆活動
また、リソグラフ(デジタル孔版印刷機)などの印刷機も備えており、利用方法のレクチャーを受けていただければ滞在中にご利用が可能です。リソグラフは印刷毎に製版操作を行いシルクスクリーンのように色数分の重ね刷りを行うため、若干のズレが発生する、特にベタ面がかすれる、色を重ねる順番の違いで表現が変わる、1枚1枚が微妙に違う仕上がりになるなどのクラフト的特徴がある機材です。メンバーの制作物等もご覧いただけます。
設備:リソグラフMF635(理想科学工業2ドラムデジタル印刷機)、紙折機デュプロDF-755(A3まで)、名刺カッター、裁断機(A3対応)、中綴じホチキス(10号針、12号針タイプ)、カッター、カッターマット、その他文具
※リソグラフのドラム/インク色はブラック、ブライトレッド、ティールグリーン、ミディアムブルー
※印刷費等の実費が別途必要です。用紙は限りがあるので、持ち込みを推奨します
用途例:ZINE・ポートフォリオ等の制作、チラシ・ポスターの印刷
6畳の和室を中心とする、キッチンや小部屋を含む共有スペースは、登録メンバーや滞在ゲストはもちろん、日中は休憩所的に解放していて、様々な方に利用いただいています。メンバーや、パートナーとなるEDIT LOCAL LABORATORY、うみの図書館の関連書籍などをご覧いただける書棚、イベント情報等をご覧いただけるチラシ・資料コーナーもあります。様々な方との交流もぜひ楽しんでみてください。
4/18から瀬戸内国際芸術祭がはじまりました。宇野港エリアは会場が田井(Power Base、みやま公園)に広がり、5つの新作が登場。そして春夏秋会期を通して無休で、19:00まで作品を見ることができます。編集室近くの作品は、直島や豊島めぐりの後でも楽しめます。
サンドアート集団SILTによる作品は、穏やかな海、神社の巨石などかつての玉野(吉備児島)を約60kgの塩で描いた作品と音楽によるインスタレーション。夏・秋はそれぞれ内容を描き変え、11/8には山田でライブパフォーマンス等を行うイベントも行います。作品に使われる塩や秋のイベント会場は、胸上に本社/工場をもつナイカイ塩業さんの協力によるものです。
中国のサウンドアーティスト・マフマドマフさんによる作品は、かつて銭湯だった建物に充満したミストと水滴が落ちる音から生み出されたサウンドが共鳴していくインスタレーションです。ぼんやりと見える、点在したオブジェの数々にも注目。風呂桶は、編集室メンバーでもあるこえび隊の斉藤さんが探してきたものだそうです。会期中、両作品の受付を担当するこえびさんやスタッフの方が、編集室にも出入りします。応援しましょう!
芸術祭作品以外にも、編集室周辺では白井美穂+ゆりあ・ぺむぺる工房により30年前(直島のベネッセハウスオープンの3年後)に設置された作品、玉野市商工観光課が設置したばかりの妹島和世・西沢立衛による、座れるベンチ型の作品などがあります。合わせてお楽しみください。
編集室に連泊の方向けに、オプションサービス(無料/有料)を行なっています。日程は限定・要予約で、原則として予約時にオプション選択が可能な日のみ対応しています。
①築港まち歩き(無料)
編集室のスタッフが、近隣の飲食店等の紹介を兼ねて、築港地区(徒歩10分圏内)をまち歩きでご案内します。
※チェックイン日の17:00〜18:00限定。ご参加の方は16:30までにチェックイン受付をお願いします
訪問スポット例
・宇野駅周辺アート作品:白井美穂+ゆりあ・ぺむぺる工房、妹島和世・西沢立衛建築設計事務所 設計共同体、エステル・ストッカー(瀬戸内国際芸術祭作品)、小沢敦志(瀬戸内国際芸術祭作品)
・玉野産業振興ビル屋上
・築港商店街(居酒屋・スナック、モーニング・カフェ・ランチ処、雑貨店等)
②電動レンタサイクル
玉野市内や島めぐりに便利な電動レンタサイクルを貸し出します。島への持ち込みは、以下の料金でフェリーに積み込むことができます。
※旅客船は積み込みができませんのでご注意ください
宇野港〜直島(宮浦港)片道 310円
宇野港〜豊島(家浦/唐櫃港)片道370
宇野港〜小豆島(宮浦港)片道 450円
③絵ハガキ(無料)
瀬戸内の風景や文化観光にちなんだ絵ハガキや、編集室オリジナルの絵ハガキを記念に2枚までお持ち帰りいただけます。また、滞在中に手紙を書いて発送されたい方はポスト投函の代行を承ります(1通まで送料無料)。
④旅程のオンライン事前相談(瀬戸内国際芸術祭等)
岡山県内の文化施設や書店めぐり、瀬戸内国際芸術祭の楽しみ方、食事処、よりみちスポットなどをオンライン(Zoom)+メールで事前相談させていただきます。
岡山市育ちで、普段から文化施設や芸術祭・アートプロジェクトの取材・編集業を行い、瀬戸内国際芸術祭へも毎回(瀬戸内には毎年)足を運んでいる編集室の橋本がオンラインでご要望などを1〜2時間程度ヒアリングをさせていただき、情報提供やご提案をさせていただきます。
料金:2,000円
※7日前まで。オンラインのご希望日程を2,3お知らせください
⑤ワークショップ「旅の思い出ポストカードをつくろう」
滞在中に撮影した写真などを使用して、編集室のリソグラフとカッティングマシンでポストカードをつくるワークショップです。10枚お持ち帰りいただけます。所要時間:約30~60分
料金:2,000円
※チェックアウト日の9:00〜10:00限定。使用したい写真のJPGデータや、実際に印刷した用紙(スキャンして使用可能)をご持参ください
【ワークショップの流れ】
1.チェックイン時に制作方法の説明、リソグラフ印刷の仕組みを聞く(15分程度)
2.滞在中に使用する写真を用意する
3.ワークショップ時にスタッフと相談しながら、リソグラフ印刷のデータを完成させる
4.A4用紙に印刷して、カッティングマシンで1枚から4つのポストカードを制作して完成!
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⑥ワークショップ「おすすめZINEのZINEをつくろう」(有料)
編集室のZINEブックにあなたのおすすめページを手書きで加え、その場で印刷、中綴じ製本体験いただけます。2冊まで制作、お持ち帰りいただけます。
※チェックアウト日の9:00〜10:00限定。おすすめのZINEや本をご持参ください(滞在中に編集室のZINEライブラリもご利用いただけます)
ワークショップの流れ
1.チェックイン時に制作方法の説明、ZINEライブラリの利用方法を聞く(5分程度)
2.滞在中に紹介するZINEを決める
3.ワークショップ時におすすめZINEの紹介文を書く
4.表紙を選ぶ
5.スタッフが印刷した本文ページと表紙を製本をして完成!
料金:2,000円(材料費込み)
時間:約30~60分
⑦送迎(有料)
編集室と縁があるけれども、電車やバスでは行きにくい場所などへ車で送迎を行います。原則チェックイン/アウト時のみ。時間帯はご相談ください。
約10〜20分:1,000円
・道の駅深山公園+Power Base(瀬戸内国際芸術祭作品設置場所)
・ちいさな本や マルコ(玉野市田井)
・451BOOKS(玉野市八浜)
・本屋aru, float(倉敷市児島唐琴町)
約30〜40分:2,000円
・JR児島駅
・児島観光港(瀬戸内国際芸術祭・本島会場への旅客船発着港)
・本屋aru 2号店/鷲羽山レストハウス(倉敷市下津井田之浦)
・S-HOUSE museum(岡山南区)
約1時間:3,000円
・喫茶さざなみハウス(瀬戸内市邑久町)
・kido(瀬戸内市牛窓町)
・備前凸版工作所(備前市西片上)
※システムの都合上、チェックアウト日の送迎が選択できませんので、日程は仮として別途時間帯も含めてご希望をお伝えください