秋田・男鹿。この町はかつて、風を待つ船乗りたちが
一時の停泊をする「風待ち港」として栄えました。
潮の流れとともに人が集い、まちが賑わい、
働く人々の暮らしが紡がれてきた場所。
「ホテル かぜまちみなと」は、
港湾労働者の寄宿舎をリノベーションして生まれた
時代の記憶を今に引き継ぐ、小さな宿です。
ここでは、まちの空気を知る地元の人びとと、
旅の途中ぬふらりと立ち寄る旅人が、自然と交差します。
それはまるで、風待ち港に吹いた、
偶然と必然が交わる追い風のように。
まちを歩き、人と話し、みなとを眺め、汗を流す
そのひとつひとつが、きっと新しいかぜとなって、
あなたの背中をそっと押してくれるはずです。