-福井県大野市。
美しい山々に囲まれた城下町。
朝市、酒蔵や醤油蔵、喫茶店など今でも続いている生業や文化があるまち。
そして、人の温もりが自然と心に届く、静かだけどあたたかいまち。
そんなまちの商店街の一角に、アラシマホステルはあります。
ゲストがこのまちと出会う小さなきっかけになれたら嬉しい。
今日もここでどんな出会いがあるのかなと、ワクワクしながらゲストをお迎えしています。
アラシマホステルには、「旅舎」と「學舎」という2つの棟があります。
滞在の目的や好みに合わせて、泊まる棟をお選びいただけます。
▶ 家族や友人、自分だけの時間を過ごすなら「學舎」
ゆったりと過ごしたい方にオススメなのは學舎。
車通りの少ない五番通りに面していているため、静かな時間の流れを感じられます。
▶ 少し賑やかな雰囲気を楽しむなら「旅舎」
偶然を楽しみたい方、賑やかな雰囲気が好きな方にオススメなのは旅舎。
メイン通りの一つでもある六間通りに面しています。
共用リビングでは、毎日ではないですが、まちの人に開放している日もあります。
・毎週火曜の間借りカフェ
・月末の夜の落語会
・毎月第3水曜の夜カフェ
地域と宿がゆるやかにつながる場所です。
——アラシマホステルで過ごすある一日
17:00|名物おんちゃんの銭湯へ
「本日湯あります」
チェックインが終わったら散歩がてらに歩いて行って欲しい銭湯、亀山湯。
銭湯セット片手に静かな城下町を歩く夕方は心がちょっとワクワクする。
銭湯のお湯は、薪とおが屑を使い、おんちゃんが時間をかけてじっくり沸かした努力の結晶。名物おんちゃんは今日も機嫌の悪いボイラーと静かに格闘している。
19:00|夜ごはんは、地元の居酒屋へ
「店主の見た目にビビるな、笑顔と心意気にやられるぞ。」
湯から上がって歩くと、城下町にはオレンジ色の街灯がぽつりぽつりと灯っている。どの店も一歩足を踏み入れると、外の静けさとは正反対の賑わいがあって
地元の人が観光客に気さくに話しかけたりして、店の中は笑い声が飛び交う。
7:00|早起きして、七間朝市へ
「永遠なんてこの町にはきっとない。」
400年以上続く伝統の朝市。
平日は地元のお母さんたちが4人ほど、休日には7〜8人が出店している。採れたて野菜や手づくりのお惣菜が並び、お母さんたちとの会話が楽しみのひとつ。
9:00|まちをぶらり
「会えたらラッキー、背の高いめがねの案内人」
城下町には醤油や味噌の香りがふわっと漂い、足を止めたくなる風景があちらこちらに。まちの人が、まるで案内人のようにおすすめを教えてくれることも。
まちなかには、想いを持ってお店を開く人、新しいことに挑戦する人がいる。
一方で、静かに店を閉じていく人たちもいる。
銭湯も、朝市も、喫茶店も、いつまでも続くとは限らない。
「今ここにあるリアルな大野」を、あなたの目と心で味わってほしい。
このまちで日々自分たちには何ができるのか。
考えながら、今日もアラシマホステルをあけています。
ぜひアラシマホステルを拠点に、このまちを体験してほしいです。
まちと人と、そしてあなたとの新しい関係がここから始まるかもしれません。
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アラシマホステルのスタート
アラシマホステルのスタートは2020年にオープンした「荒島旅舎」。
荒島旅舎は2019年から2020年にかけて、台湾のクリエイティブチーム「Arqpie」と台湾の弘光大学の学生さん、福井と台湾を繋ぐコーディネーター田中さんと一緒につくっていきました。
(詳しく知りたい方は荒島旅舎のnoteへhttps://note.com/arashima_/n/ne51a9e0a88af)
オープン後、1階の共用リビングはゲストとまちの接点となる場として開放してきました。
誰かが開いた場に人がきて、繋がって、そしてまた誰かを呼んでくる。
単に「宿」という一言ではおさまらない風景が、荒島旅舎から生まれていきました。
「アラシマホステル」としてスタート
この場所で沢山の風景が生まれた5年間。
それらを経て、ゲストが大野を満喫しまちと出会う場として、もっともっと機能していくために新たに學舎が加わり、
2025年「アラシマホステル」となることになりました。