川の空気と土の匂いが混ざる場所
名古屋から車で約1時間半。
山の影が深まり、川の気配が近づくにつれ、
空気はすこしずつ里山の色を帯びていきます。
岐阜・郡上の奥にひっそりと佇む、
一棟貸切の小さなサウナヴィラ Higenos。
川と山のあいだ。
自然と暮らしがゆるやかに溶け合う、この静かな境目で、
人はふと、自分の中にある自然観を静かに取り戻していきます。
川と山のあいだに、ひっそりと息づく宿。
大きな開口から、季節の光と風がそのまま部屋へ流れ込む。
あたたかな灯りが、部屋からサウナ、そして川辺へと静かにつながっていく。
自然と暮らしの境界が、そっと溶けていく場所。
Higenosは、里山の自然と人の暮らしが
同じ呼吸で過ごせるように設計された、小さなサウナヴィラです。
壁一枚の向こうを流れる川の音。
窓いっぱいに広がる山々からの光。
合板と鉄で組まれた、素朴でまっすぐな構え。
どれも、自然と暮らしがやわらかく溶け合うための
小さな“仕掛け”として置かれています。
室内とテラス、庭と川辺。
その境界は薄く、すべてがひとつの大きな居場所として
ゆるやかにつながっています。
目の前を流れる栗巣川。
川が庭のように広がる、川とつながる場所。
内と外がゆるやかにつながる、ひとつなぎの空間。
サウナの熱と、川の冷たさを行き来する
閉じた空間の沈黙。
外に広がる川のざわめき。
サウナの熱と清流の冷たさが、その境界に静かな余白をつくる。
その余白の中で、サウナは茶室となり、禅の間となり、
“ここで過ごすための空間”へと変わっていく。
Higenosのサウナは、体験ではない。
相反するものが生み出す、ひとつの間であり、時間そのものです。
HARVIA製電気ストーブが生む、安定した熱のサウナ室。
サウナを出て川まで10秒。清流の冷たさに身を浸す。
外気と川の音に包まれる、心がゆるむひととき。
火を囲み、語らいを楽しむ食事
Higenosではお食事の提供はありません。
そのかわり、「つくる時間」をゆっくり味わうための
道具と環境がそろっています。
キッチンで下ごしらえをし、
外の空気に触れながら火を起こす。
火とともに過ごす、その静かな流れの中で、
食事は自然に、ゆっくりと形になっていきます。
準備すること。火のそばにいること。語らうこと。
そのすべてが、Higenosにおける“食事”の時間です。
つくることが、旅のひとつの楽しみになる夜。
火を育てる時間から、食事は始まっている。
炎の明かりが、会話の温度をゆっくり上げていく。
野良り、暮良り。
Higenosの根っこにある、小さな合言葉です。
この土地の先住者であり、Higenosの名の由来にもなったカモシカ。
ときどき姿を見せ、森と川辺を自分の歩幅で行き来するその暮らしは、
“急がず、自然とともにある”という、この宿の大切にしている姿そのものです。
カモシカが森を行き来するように、
ゲストにも、この土地のゆるやかなリズムに身を委ねてもらえたら...
Higenosは、そんな願いから生まれた小さな宿です。
この土地の先住者であり、Higenosの名の由来となったカモシカ。お問い合わせ
E-mail:higenos.jp@gmail.com
Instagram:@higenos.japan