九州のはしっこ、本州への陸路の玄関口。
せっかく門司港に来たのだから日帰りなんてもったいない。
どこかのお家の夕飯のにおいと、手元で香るコーヒーがまじりあう、
鳥の声、汽笛の音とレコードの響きがとけ合う、
辺りの暗くなった頃、灯した明かりに人々が集まり輪をなす。
古くからたくさんの人が行き交い、文化が交差した港町らしい、
ポルトは暮らしと旅の交流地点。
地元の食堂で、お母さんが作ってくれるあったかい定食や、
地のものにとことんこだわった小料理屋、
まちの人が集う昔ながらの銭湯、
門司港の地ビール片手に、ゆっくり歩いてもらいたいレトロエリアの夜。
お天気がゆるせば、関門海峡を一望できる風師山までひと歩き。
ご宿泊のみなさまには、風の吹くまま気の向くまま、
まちに繰り出して門司港を楽しんでいただきたいので、
当館はシンプルな設備となっております。
壺庭に面したお茶の間では、近所のお店で自家焙煎されたコーヒー豆・お茶屋さんのお茶をご用意しております。
ミルでコーヒーを挽くところから、急須にお湯を注ぐところからお楽しみください。
お好きなレコードをかければ、いつもよりゆっくりした時間が流れ始めます。
門司港ゲストハウスポルトは、築約70年の古い旅館をリノベーションして、
2019年3月にオープンしました。
どなたでもご利用いただける喫茶スペースの1階は、
ご近所の方もふらっと立ち寄る公民館みたい。
全室個室・1日5組限定の2階は、
各お部屋ごとにテイストの違う客室が自慢です。
3Fは門司港ゆかりの作家さんの作品を展示販売しています。
スタッフが選りすぐる図書室の本は、ご自由にご覧ください。
館内は壁も、天井も、扉も、なるべく当時のままを残しています。
かつては港まちとして栄えた、門司港らしい趣ある建物で
懐かしいひとときをお過ごしください。