Discover your sensation
夕凪を聞く。忘れていた感情があなたに何かを教えてくれる。
夜気に触れる。静謐の余白にみつけた、小さな光を掴む時間。
波際に遊ぶ。いつの間にか、あなたの境界が溶けていく。
俄雨が香る。遠い記憶と風景がそのひとときに色彩を与えてくれる。島の自然と五感で紡ぐ、あなただけの日常へと巡る旅。
五感を呼び起こし、日常を再発見する。
石垣島北部の雄大な自然に触れ、暮らす人々の営みに身を置いたとき、
どこか異国のようであり、故郷のようでもある心地良さが湧きました。
その気づきこそ、旅は予定調和な非日常体験を消費するのではなく、日常の延長である体験や小さな発見が、巡り巡っていくことではないか。
日常に循環していき、自らの感覚を再発見する、そんな体験だと私たちは考えました。
MEGURU | 巡は、島の自然に触れる体験の媒介者として、それぞれが本来もっている感覚="原感覚"を呼び起こし、暮らしに気づきをもたらしていきます。
無垢の自然と小さな集落の中に佇む。
MEGURU|巡は、元ペンションの建物をリノベーションし整備されました。八重山の風景の移ろいにインスピレーションを得た建築空間は、素材感をもったミニマルな設えの中に、五感を刺激するプリミティブ(原始的)な体験が設計されています。
手触りのある空間から何かを受け取る。
木材や鉄、コンクリートといった根源的な素材をミニマルに構成することにより、空間に余白を生じさせ、八重山の風景や環境の音、風や波の移ろいといった繊細な自然を感じ取れる空間となっています。
集落の小径とサトウキビ畑を抜けた先に、石垣の碧い海が広がっており、島の営みと変わりゆく海の満ち引きや色彩を眺めることができます。
日常に寄り添うモノたち。
MEGURU|巡の客室アメニティや備品は、環境負荷を出来る限り避け、宿泊者が生活者となってなお、息づく日用品を取り揃えています。
自分の暮らしで扱うことはもちろん、大事な人への贈り物でも渡せるものを選定しているため、単純に消費されないモノばかりです。
MEGURU|巡にアメニティや備品を提供しているブランドを、暮らしの伴走者「Life style Partner」と位置付け、繰り返し使えるもの、暮らしに根付くシンプルなデザインのものを導入しています。
書くたのしさや喜びを広げてくれる、Kakimoriの文房具
文字を書く。思いを綴る。文字を簡単に届ける媒体ができた現代だからこそ、情趣ある行為になったように感じます。
「たのしく、書く人」を育むブランド、Kakimoriさんのつけペンと、島の移りゆく色彩から生まれた"MEGURU| 巡"オリジナルのインクを通して、「書く」喜びと魅力を提案しています。
音と環境に出会う、Kankyo Recordsのカセットテープ
”住環境でのリスニング”をテーマに、世界各地のアンビエント・ニューエイジミュージックを厳選。自然音からインスパイアされた楽曲のキュレーションにより、音を通じて暮らしと自然を行き来する体験をデザインしています。
アナログな耳触りと、偶発的な音楽との出会いをぜひ楽しんでみてください。
シンプルな形状と美しい透明度をもつ、Vision Glass
軽やかな口触りなのに、頑丈さも兼ね備えたグラスは、日常の様々な場面に馴染みます。水を注ぎ、氷が踊る音に、耳まで潤いを感じさせる素敵なグラスです。
まるで生きているような硝子たち
おおやぶみよさんに作られた、それぞれに感情や表情があるような硝子。ラウンジのランプや、客室のシェードにも配置し、有機的な空間を演出しています。一つ一つに顔色があるので、ぜひ手に取ってご覧ください。
散りばめられた五感のギミック
手つかずの自然が残る八重山諸島の言い伝えや歴史を辿り、様々なアイテムに込めています。「何か」に気づくきっかけになれば嬉しいです。
暮らしに馴染む、食の原体験。
「日常茶飯事(にちじょうさはんごと)」という飲食店を1Fに併設しております。
"日常茶飯事"とは"暮らし"そのものです。
当たり前の事をシンプルに行い、暮らしに豊かな時間をもたらします。
日本のご飯の型である一汁一菜をベースにした「飯」。
心と体を整え、五感で味わう「茶」。
土地の素材を活かしつつ、どこの景色にも馴染む普遍的な型を通じて、日々の食を振り返る、そんな「飯」と「茶」を提供します。
北部の自然に、魅せられて。
石垣島で見る景色には、それぞれ凝縮された記憶の欠片が在る気がします。
みなさまが心のままに感じ、それが日々の暮らしに還っていく。
そんな素敵な巡りになりますことを切に祈っております。
無垢な自然は、鳥のさえずりと共に..。
ヤブや草原の中には、多様な生き物が生息しており、ヤモリやクモなどのいきものも多く見られます。 ときに、MEGURU|巡の敷地内に挨拶回りをされることもありますが、広く温かい心で見守っていただけると幸いです。(どうしても苦手な方は遠慮無くお声かけください。)