藩主の末裔が営む御屋敷で過ごす、非日常のひととき。400年の歴史を受け継ぎ大名の末裔が営む料亭旅館が2025年1月、新たな歩みをはじめます。
江戸時代、柳川藩主立花家の邸宅として誕生した御花。
家族が幸せに暮らす「家」としてあり続けた御花は、74年前、文化遺産であるこの屋敷を手放してはならないという想いのもと16代の手で料亭旅館に生まれ変わり、現在も末裔の手で受け継がれています。物語は、今もなおここに生き続けています。
2025年、御花は料亭旅館を創業してから75周年を迎えます。私たちが宿をリニューアルする決意をしたのは、文化財のある景色、そしてその中に息づく物語を100年後の未来にも繋いでいくためです。100年先も変わらない上質で普遍的な温かみのある空間を目指し、経年変化を楽しめる自然素材や元々御花の屋敷で使われていた布石を石畳やオブジェとして使用し、歴史的に繋がりの深い八女提灯や有田焼などその土地らしさも感じられるようになっています。
朝日が差し込む大広間に佇んだり、松濤園の池に映る月を眺めたり。ご宿泊されるお客様を対象に「文化財に泊まる」ならではのひとときをご準備しています。
水の都 柳川では、季節ごとに愉しめるお船での朝食や、御花へ宿泊した方のみが体験できる文化財巡り、歴史や伝統文化を紡ぐブックラウンジ「御花書紡」での読書、松濤園を眺めながらゆっくりとした時間を過ごす大広間など、御花ならではの非日常体験をお愉しみください。
全20室の客室はそれぞれ個性の異なる8タイプのお部屋があり、日本庭園「松濤園」側のお部屋は、国指定の文化財である庭園と建物が広がる、まさに日本で唯一国指定名勝に泊まれる料亭旅館の魅力が最も感じられる客室となっています。国指定名勝内に泊まる、御花ならではの魅力をお楽しみください。